ユダヤ人コミュニティで愛されるゲフィルテ・フィッシュの魅力

しゃろむ! アイです🫐

今回はイスラエルユダヤの)伝統の魚料理「ゲフィルテ・フィッシュ」を紹介したいと思います。

イスラエルで一番有名といっても過言ではない魚料理!でも一番好き嫌いが分かれる料理だとも思いますw

イスラエルで過ごしている普段の生活では魚など海由来の物を食べることは少ないのですが、そんな中でも特別な祝日だったり土曜日などの安息日に食べる習慣はあり、今回はその中から特別伝統と関連図けられるものについて書いていきたいと思います。

町の家庭料理のお店でのゲフィルテフィッシュ

 

ゲフィルテ・フィッシュって?

ゲフィルテフィッシュは、先ほども書いたようにユダヤ人の料理であり、伝統的にはヨーロッパのユダヤ人コミュニティで食べられてきました。直訳すると「つぶされた魚」という意味を持っています。

主に白身魚(通常はカラスミやニシン)を挽いて、香辛料や野菜とともに混ぜ合わせ、成形して調理されます。一般的には、ボイルや焼きなどの方法で調理され、ゼリー状のたれも合わせ、冷やしてから供されることが多いです。

この料理は、ユダヤ教の食事法(カシュルート)に適合するように作られており、乳製品と肉製品を一緒に食べないというルールに合致しています。そのため、ゲフィルテフィッシュは通常、肉の料理と一緒に供されることがあります。

繰り返しになりますが、伝統的には、ユダヤ教の祝祭日や特別な家族の食事などで食べられることが一般的ですが、現代では多くのユダヤ人家庭で年中行事や特別な機会に食べられる一品として親しまれています。

そしてゲフィルテフィッシュを食べる年中行事の代表例がここ数回のブログで繰り返し紹介している「ペサハ」。ゲフィルテフィッシュはペサハの前菜メニューとして不可欠です!なんでなんでしょう?

 

なぜペサハに食べる?

これらにはこんな理由があるそうです:

  1. コーシャー 先ほども書いた通り魚は肉類と食べれるので他の、伝統の食事例えば「腕」と呼ばれる、鶏肉に影響を与えないであったり他のメニューも食べられる。もちろんメインデッシュ―などの邪魔もしない。
  2. ペサハに適したコーシャー これも先ほどと同じ要領なのですが、ペサハ期間は小麦を使ってはいけません。そんな中ゲフィルテフィッシュはパン粉などを使うほかのミートボールなどと違い、粉や穀物を含まない場合が多いです。使うとしても許されている「マツァ粉」。
  3. 伝統的な料理 これはもう長年伝統として食べれるのでももはやないと違和感といった説。 特に伝統や歴史文化を注視するお祝いなのも相まって不動の一についたのかもしれません。
  4. 事前に準備がしやすい これが結局料理する身としては大事かなっている気がします。ゲフィルテフィッシュは事前に準備しておき、障子の時まで保存できるため他の準備や手配がより容易にしやすくなる。

といった理由があるそうです。個人的にはなかなかな得できるものが多いなと感じました。

レシピ

最後に作り方のご紹介♪ 

順序としては

  • アラだし スープ
  • ゲフィルテフィッシュ本体
  • 合体!
  • いただきます♡

ではアラスープから:

材料
大きめの玉ねぎ 2~3個(粗みじん切り)
にんじん 2~3本 半分に切る
魚の頭とかその他アラ
セロリの枝
塩、砂糖、白胡椒
月桂樹の葉(オプション)

作り方

後に作る ゲフィルテフィッシュたちが平らに並ぶほど大きな少し深めのプライパンに全て材料を入れます。

そこに全部隠れるくらいの水を加え沸騰させます。

一度沸騰させたら、火を弱め弱火で少なくとも一時間以上煮ます。このとき随時灰汁などが出てきた際は取り出してください。

 

ゲフィルテフィッシュミートボールの材料(10個分)

材料

白身魚 350~400グラム(皮と骨を除く)
大きめの玉ねぎ2個をフードプロセッサーで砕く
おろし金ですりおろしたにんじん 1本
ゆで卵 1個をミキサーで細かく砕く
生卵 1個
マッツァ粉 大さじ2~3
塩、白胡椒、砂糖 少々

 

ボールを作る
みじん切りにした玉ねぎの水分をよく切る
すべての材料をよく混ぜます
塊が固まるまで少なくとも 2 時間冷蔵庫に移します。
濡れた手で平たいミートボールを作る
ミートボールはマッツァ粉が含まれているため、出汁の中で膨らんでしまうことに注意してください
先ほど作っておいただし汁に約1時間煮ます
調理が終わり、だし汁とボールが冷めたら容器に移し、冷蔵庫で保管してください
冷蔵庫で数時間置くとミートボールが結晶化して硬くなり、だし汁も固まりますが大丈夫です。むしろこれが正しい形だったりします。お魚のゼラチンが溶け出して、少しスープがゼリー状になっているのも醍醐味(*´∀`*)

 

www.street-food.co.il

今回参考にしたレシピです。作り手のストーリーとかも書かれているので訳などして読んでいただけたらすごいいいと思います。

少し温めて食べてもいいですし、私も含め冷たいまま食べれるのが一般的だったりします。洋ワサビやホースラデッシュも添えてどうぞ♪

日本もイスラエルもお魚にワサビをつけて食べるのは何か不思議な感じがしますね。

不格好ながらも我が家のゲフィルテフィッシュ

今回は以上です。

ここまで読んでくださりありがとうございましたアイでした($・・)/~~~