しゃろむ! アイです🫐
今回は昨日お友達に初めて食べさせてもらったユダヤの伝統料理「קיגל (キゲル)」を紹介したいです。日本語では「クーゲル」というそうなので今回はそのように読んでいきますね。
調べながら自分でもより知っていけたらなと思います。
クーゲル!
クーゲルとは、主にヨーロッパに由来するアシュケナーズユダヤ系の伝統的な料理であり、通常はパスタやポテトをベースにして作られる焼き菓子です。現在は、主に中東や東欧のユダヤ人の間で親しまれているそうです。具体的には、ニョッキのような形状をしたものや、マカロニのようなもの、あるいはポテトをすりおろして作るものなどがあります。甘いクーゲルもありますし、塩味のものもあります。伝統的には、安息日やハヌカーなどの特別な日に食べられます。
かなり幅広い、個人的にイスラエル人の友達に作ってもらい食べたのですが、焼き菓子よりは食事っぽいというか、よりずっしりした印象でした。
クーゲルという名前は、イデッシュ語で「球」を意味するらしいです。
いつ食べるものなの?
友達に聞いたものとネットの情報を合わせると、クーゲルは、主に特別な日や祝日、休日などの特別な食事の際に食べられることが一般的だそうです。ユダヤ教の安息日(シャバト)や祝日(ハヌカー、過越の祭りなど)など、宗教的なイベントや家族が集まる機会に、クーゲルが食卓に並ぶ。
シャバっとなど料理してはいけない日には長時間放置だったり、前日のうちに作っておけるから適した料理なのかもしれませんね。
また、家族や友人が集まる機会や特別なお祝い事、記念日などでもクーゲルが食べられることがありるって教えてくれました。クーゲルはユダヤ人の家庭料理の一つであり、家族やコミュニティーが集まる機会に親しまれる料理のイメージだそうです。
さらに、クーゲルはデザートとしても食べられることがあります。特に麺を使ったヌードルクーゲルには甘い味付けがされることがあり、デザートとして楽しまれることが多いです。
クーゲルの成り立ち
初期のクーゲルは、パンと小麦粉を使っていたため、甘くなくてあっさりしており、塩味が効いていたといいます。約800年前、ドイツの料理人がパンの代わりに麺やファルフェルを使うようになり、その結果、味がより豊かになり、人気が高まりました。やがて、鶏卵も使われるようになりました。そして、コッテージチーズや牛乳が加えられることで、今日のクーゲルと同様のカスタードのような濃厚な味わいが生まれました。
17世紀には砂糖が導入され、家庭の料理でクーゲルに使われるようになりました。ポーランドでは、ユダヤ人女性たちがレーズンやシナモンをかける調理法を取り入れました。一方、ハンガリーでは、多量の砂糖と少量のサワークリームが使われるようになりました。このときから各家庭に特別な味が生まれていってそうですよね。
甘いクーゲルが有名になる一方で、塩味のものも存在していました。初期の塩味のクーゲルは、麺にタマネギと塩を加え、常温でも美味しく食べることができました。数百年後には、新しいアイデアから、ジャガイモ、マッツォ、ニンジン、ズッキーニ、ホウレンソウ、そしてチーズを使ったクーゲルが生まれました。
現代では、多くの人々が、コーンフレークやグラハムクラッカーの粉砕、ジンジャークッキーやカラメルの追加など、さまざまなアレンジを楽しんでいます。一部の料理人はさらに、スライスされたパインアップルやアプリコットジャムをトッピングすることもあります。原型を少しにとどめておいて魔改造しているお家が本当に多そうw どれもおいしそうですね。
歴史
料理の成り立ち‽成り行きはわかってけどもう少しいちゃんと歴史が気になったので調べてみました。クーゲルの歴史は古く、ユダヤ人の伝統的な料理として何世紀にもわたって食べられてきました。クーゲルは、中世ヨーロッパでユダヤ人のコミュニティーによって創られ、発展してきたと考えられています。これは先ほど書いた通りですね。
クーゲルの起源については諸説ありますが、一般的にはポーランドやドイツのユダヤ人の間で生まれたとされています。この料理は、食材が身近で手に入りやすかったため、ユダヤ人の家庭でよく食べられていたそうです。またヨーロッパにいる時代だけではなく、イスラエル建国当初ですごく国自体が貧乏な時でも手に入りやすい材料だったといいます。その結果、特に安息日や祝日の食事に欠かせない一品として長年親しまれてきました。
クーゲルは時代と地域によって多様なバリエーションが生まれ、その地域の食材や文化に合わせてアレンジされてきました。例えば、ポーランドではジャガイモを使ったポテトクーゲルが一般的でしたが、ドイツでは麺を使ったヌードルクーゲルが好まれました。
19世紀後半から20世紀初頭にかけてのヨーロッパからのユダヤ人の移民の波により、クーゲルはアメリカ合衆国などの他の地域にも広まりました。移民の文化と地域の食材との融合により、新しいバリエーションやアレンジが生まれ、現代でも愛されるユダヤ人の伝統料理として残っています。アメリカなどでも独特の進化生まれていそうですよね。コーシャーがあるから材料は似てくるもののアレンジのし甲斐が結構ありそう。
こんだけ、バリエーションあると作ってみたいですね。レシピ集めてきました!
まずは食事系
ポテトクーゲル (Potato Kugel)
ポテトクーゲルは、ジャガイモの自然な甘みとふんわりとした食感が特徴。焼くことで表面がカリッと焼け、内側はしっかりとした食感になります。また、玉ねぎの風味が加わり、ほんのりとした甘みと深い味わいを与え。加えて、卵やバターの風味も感じられ、豊かなコクを持たせます。
ポテトクーゲルは一般的にシンプルながらも満足感のある味わいで、先ほども言ったように食事として、主菜や副菜として楽しまれることが多いですが。甘いバリエーションでは、アップルやレーズン、シナモンなどが加わり、よりデザート感覚で楽しむこともできます。
材料:
- 6〜8個の中サイズのジャガイモ
- 1個の玉ねぎ
- 2個の卵
- 1/4カップの小麦粉
- 2〜3大さじの溶かしバターまたは植物性油
- 塩と胡椒
手順:
- ジャガイモを皮つきのまますりおろし、玉ねぎもみじん切りにします。
- ジャガイモを布巾などで絞って水気を取り除きます。
- ボウルにすりおろしたジャガイモと玉ねぎを入れ、卵、小麦粉、溶かしバター、塩、胡椒を加えてよく混ぜます。
- 混ぜた材料をグリースを塗った焼き型に流し込み、表面を均す。
- オーブンを180℃に予熱し、クーゲルを約60分焼きます。表面がこんがりと焼け、中がしっかりと固まるまで焼きます。
- オーブンから取り出して、少し冷ましてからカットして供します。
ここに、アップルやレーズン、シナモンなどを加えて甘く仕上げるバリエーションもあるというからびっくりです。これは一番基本的なレシピとして紹介してもらいました。
次にデザート系:
ヌードルクーゲル (Noodle Kugel)
友達が実際に作ってくれた時のお写真で(,,>ω<,,)
材料:
- 4カップの広麺のエッグヌードル
- 4個の卵
- 1/2カップの砂糖
- 1/2カップの溶かしバター
- 1カップのサワークリームまたはクリームチーズ
- 1/2カップのミルク
- 1/2カップのレーズン (オプション)
- 1/2カップのパン粉 (トッピング用)
- シナモン (トッピング用)
手順:
- エッグヌードルをパッケージの指示に従って茹で、水気を切っておきます。
- 大きめのボウルに卵と砂糖を入れ、よく混ぜます。
- 溶かしバター、サワークリームまたはクリームチーズ、ミルクを加えて混ぜます。
- ヌードルを卵液に加え、よく絡ませます。レーズンを加える場合はこの時点で混ぜます。
- グリースを塗った焼き型にヌードルの混合物を流し込みます。
- パン粉を均等にまぶし、上にシナモンを振りかけます。
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オーブンを180℃に予熱し、クーゲルを約45〜60分焼きます。表面がこんがりと焼け、中がしっかりと固まるまで焼きます。
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オーブンから取り出して、少し冷ましてからカットして供します。
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ヌードルクーゲルは、ふんわりとした食感と甘さが特徴で、一般的には主菜としてではなく、デザートとして提供されることが多いです。また、バリエーションとして、アップルやピーチ、ベリーなどのフルーツを加えることもあります。
私がいただいたのはこっちでした、ほんのり甘くてスパイス効いてておいしかった。私が好きかわからなくてレーズンやほかのフルーツ入れなかったって言ってくれたのは優しさですね。なかなかないからすごくうれしかった。今度ありも食べてみたいな。
今回はアシュケナーズ系ユダヤ人の伝統料理「クーゲル」を紹介してきました。自分も知れて本当によかったしこれを喫かえで深く調べられたのもうれしかったです。
今回はここまで 読んでくださりありがとうございましたアイでした($・・)/~~~
おまけ
自家製ピザパーティーの時の
一回おいしい生地のレシピ見つけちゃったらはまっちゃう(*´∀`*)
家族が喜んでくれるので最高です!