シオニズムのトラウマ 家族で行った展示会

שער שישיしゃろむ!アイです🫐

今回は土曜日家族で見に行った展覧会のお話し。

普段家族でどこか出かけたりあまりしない私たち、珍しく少し外出してきました。小さい頃はいろんな博物館や美術館、コンサートにも連れってってもらったなーなって思い出です。小さい頃は「暇って」早めに飽きちゃってた記憶もあるけどけいまでは結構好き!いつか自分で海外の美術館巡りとかしたいですね…ヨーロッパ行きたい…

 

展覧会

今回目当てに出かけた展覧会です⇓

museumeinharod.org.il

ハヤ・ガーツ・ラン

| 行き過ぎないでください: 作品 1980–2022 |

キュレーター: シャロン・トヴァル
イスラエル美術分野での40年間の活動を反映したハヤ・ガーツ・ランの回顧展。 その中心となるのは、彼女が育ち、教育を受けた先駆的なシオニストの世界観に言及し、彼女の作品をイスラエル全体の物語に結び付ける作品です。 この展覧会では、1980 年に初めて展示された彼女の水彩画から、ガーツ・ランの絵画行為と長年にわたってその中で起こった変化を新たに観察することができます。 90年代後半に発展し、西洋の偉大な巨匠からインスピレーションを得たイスラエルの土地のおなじみの人物の魅力的な組み合わせを提示したテンペラ絵画を通じて。 2000 年代初頭の油絵を見て、技術的および物質的な理解を深めましょう。 そして、開拓者、警備員、慈悲深い姉妹を中心とした 2000 年代以降のイデオロギー シリーズへ。
ガーツ・ランのキャラクターの多くは、いくつかのバージョンで繰り返し描かれていますが、これは傷のかさぶたを取り除き、新しい洞察が生まれる視点を提示したいという彼女の野心から来ています。 絵画によってはズームインしたり、フレームを切り取ったりすることで、鑑賞者と対話し、さまざまなメッセージを伝えることができるゲームとなっている。ハヤ・ガーツ・ランの作品は、勇敢で洗練されたフェミニストの物語を定式化し、男性性の構造を解体し、国家およびジェンダーの神話と象徴に対する新しくて異なる批判的解釈を提供します。

かなり気軽に行ける小さな美術館での展示会。しかし実際作品を目にするとたっぷり含まれているであろう作者の痛みの一部を感じることができます。イスラエルでは通常美談として語られるシオニズム運動や建国当時の話、その一方で存在空いていた人々特に女性の苦しみが濃く表れていました。わかりやすく、グロテスクなわけではなく。作品が描写するシチュエーションやその時の人物の感情を想像すると胸がギュッとなる感じ。これらの作品を理解するには前もって時代背景や歴史の知識をかなり必要としている部分があり私は作品横の壁に書かれていた説明にかなり助けられました。実際のその年代を経験していた私おお母さんは涙を浮かべてみている作品さえもありました。

私はこの作品にかなり考えさせられました…

作者ハヤ・ガーツ・ラン

ハヤ・ガーツ・ラン(1948年10月12日生まれ)は、イスラエルの画家であり、比喩的なスタイルのアーティストです。

ホロン市生まれ。 ポーランド生まれの彼女の両親は、第二次世界大戦が勃発する前の1930年代後半にイスラエルに移住した。 彼女の父親はハルツ運動に属していた。 イマさんの両親と兄弟の何人かは、戦前に何とかイスラエルに移住した。 彼女の父親の両親と兄弟の何人かはホロコーストで亡くなりました。

ガーツ・レンは、比喩的なスタイルの絵画の分野のアーティストです。 彼女はテル ハイ大学 (1969 年) で金細工を学び、その後テクニオン (1975 ~ 1978 年) でグラフィックと描画の研究を学びました。 彼女は、工芸の先生である彫刻家のドブ・フェイギンと出会った後、絵画とアートに転向しました。

ガーツ ランはキブツ ササ (1968 ~ 1973 年) のメンバーであり、3 人の子供のうち 2 人はそこで生まれました。 1979 年以来、彼女はキリヤット ティヴォンに住み、キブツ シャール ハアムキムのスタジオで創作活動を行っており、そこで絵画のワークショップも開催しています。 1999 年、ゲルツ レンは奨学金を獲得し、パリの「Cita des Arts」のアート ワークショップに 6 か月間滞在しました。

イスラエルの建国と同じ1948年に生まれ。イスラエルの歴史そのものを生きてきたハヤ・ガーツ・ラン。キブツ出身でヨーロッパ系のユダヤ人、大学に通い、奨学金ももらえ留学もできた。と多くの同じ年代のアーティストが羨むキャリアですが。その反面家庭の大きな経済的問題やホロコーストがもたらす大きな痛みや悲しみを経験しています。また息子を含む、近しい人の自死も経験しています。これらの感情の多くが組み込まれた作品たちだからこそ訴えてくる部分も大きかったのかと。私は彼女を知らなかったので展示会を終え急いで調べているうちに理解しました。


インタビュー

今回この展示会が開かれるにあたってハヤ・ガーツ・ランは新聞「ハアレッツ」のインタビューに答えていました。

https://www.haaretz.co.il/gallery/galleryfriday/2024-02-15/ty-article-magazine/.highlight/0000018d-a711-dd3b-a5df-bf9b51a00000

彼女がこの展示会を開くまでのモチベーションや流れも詳細に語っていました。ほかにも幼少期や人生の分岐点でのかなり色々な経験も。

個人的にかなり正家を受けたのは幼少期のエピソードのうちの一つ…

「家族が経済的に困窮していたため、ペットとして飼っていた大好きなウサギをさばいて食べることになったと」

トラウマでしかない…展覧会でもウサギはかなり重要なモチーフになっていました。だいたいけがをしていたり、血走っていたり痛々しい…

 

美術館の設計最高

最後に、展示会自体には関係ないのですが美術館の設計がすごく良かったっていう話をさせてくださいw

私家族がほとんど建築士なんです…っていうのもあって小さいころから建物の設計に細かく気を付ける癖があります。今回行った美術館の設計が大好きでした!

建物自体は小さいのに天井付近にある多数の小さい窓のおかげで光がすごくうまく取り込まれていて開放感がすごく感じられました。間接的に入ってくる自然光によって苦しくないし重たい雰囲気も感じない。でも直射ではないので絵や作品の色使いを引きたつぇるばかりで決して邪魔をしない。作品を何点も見ていると自然お目が疲れてきますが、照明ではなく自然光に多く頼っているおかげで光による目の疲れがかなり軽減されできるだけ多くの作品を楽しめるような工夫を感じられました。

小さいのにたくさんの展示ができるような、各アーティストが各々雰囲気も与える印象もガラッと変えられる空間設計も素敵(*´∀`*)

今回は以上です。

ありがとうございました アイでした($・・)/~~~

おまけ

最近スイーツづくりスランプ

バレンタインまではまだよかったけど二連続しっぱい…

一回目は失敗だったけど二回目は大丈夫だけどお母さん「これ!」に答えられんかった… まずいわけでもないけど特別美味しくもないらしい

けどリクエストにそって作ったんだぞ~ 

今日もチャレンジシナキャですね

失敗したらどうしよう

だけが食べるんだよー 甘いの苦手だぞわたくし…

最近ハマってるネコミームw 使いたくなっちゃったw