イスラエル人質三人死亡事件から見える失態と極端な思想の背景

しゃろむ アイです🫐

今回は少し前に起こった、イスラエル軍誤射で人質三人死亡事件の紹介と 軍を中心にイスラエルに広がる過激な思想について体験談も交えながら書いていこうと思います。

今内容は、私の意見を多く含んだものとなっています。一個人のものですし、現在のイスラエルの一般的な考え方とは大きく離れているのでご理解いただけると嬉しいです。

2023年12月15日イスラエル軍ハレビ参謀総長からイスラエル軍が人質を誤って脅威とみなし三人射殺される事件が起こったとの発表がありました。

これだけでも十分に痛ましい事件なのですが、時間がたち取り調べが行われれると事件をより重大にする複数の点が上がってきました。

事件で死亡が確認されたのは

キブツ・クファール・アザ(קיבוץ כפר עזה  キブツガザ村)で10月7日(戦争開始日)にて連れ去られた 

🫐このガザ村というのは戦争開始日10月7日土曜日に 最も被害が確認された場所ですね 名前の通りでほんとガザのすぐ近くにあります

アロン・シャムリズ‐25歳

ヨタム・ハイム‐28歳 (ヘビーメタルバンドでドラムをしていたそう…)

サメル・タラルカ‐25歳 (クファール・フラ 出身)

以上三人です

 

そして少し話とそれてしまいますがもう一つ:イスラエルでは 戦争が起こった2023年10月7日土曜日の呼び名として 「השבט השחורה」‐ 暗黒の土曜日 が一般的となっています。これは、ラフな会話の中だけではなくニュースや政府の発表といった場でも使われています。戦争開始日とかといった名前ではないんですよね…

 

今回の事件の大まかな概要

12月15日、イスラエル軍第188部隊がガザ地区シェジャイヤ地域(שג'אעיה)を制圧したことを発表しました。

この際人質としてハマスから逃げており、戦場となる場所でさまよっていた三人にイスラエル軍は遭遇し脅威とみなしすぐ発砲し射殺した。

しかし、その直後身元についての疑問が挙げられ 遺体はイスラエルに持ち替えられ簡単な検査の末 人質としてハマスに捕らえられていたイスラエル人三人だったと身元が判明しました。

それによりイスラエル軍は 謝って自国側の人質を殺してしまった、痛ましい事件が起きた、ということが発覚しました。

遺族には警察と軍医の捜査後すぐに連絡がいったそうです。

後から上がってくる疑問点

次に少し時間が空き取り調べが進むにつれ明らかになって行った疑問点です。

★3人は建物に隠れSОSを発信していました

★一人は上半身裸に白い布を上げていました

これはイスラエル軍が爆弾によるハマス軍自らの自爆攻撃を恐れていることを知っての行動とみられ、同じく白い布は降伏を表す、白旗を即席であらわしたもの見られています。

★3人は(イスラエル公用語の)ヘブライ語にて「助けて」といいながら出てきたという証言が上がってきています

これを受けて現場の指揮官は発砲を止めたものもいたという証言がありましたが、その時にはすでに発砲は実施されており3人は死亡していたとみられています。

これについて、イスラエル軍ハルビ参謀総長は 

”人質への発砲は軍の規定違反であり 深く反省していると同時に原因解明に努めている”

ネタニヤフ首相は

”すごく悲惨な悲劇 だがこのような軍の圧力がなければ110人の人質は解放されなかったし残った人質も軍の圧力がなければ解放できない、よってこれからももっと攻撃を強める”

と発言しています。

これに対しイスラエル国内では残る130人以上の人質の親族を中心に 攻撃ばかりで人質の解放を交渉しない政権に批判が高まり連日大規模なデモが起こっています。

デモくらいしかすることがない、それも前回書きましたが日々激化する一方です。でもできるだけいいという声も理解できますよね。

以上が今回紹介したかった事件です。

 

では12月4日(約2週間前)に起きてしまった事件も一緒に紹介させてください。

 

概要です

イスラエル一栄えている都市)テルアビブの交差点いてハマスに所属していたとみられるテロリストが発砲し民間人三人亡くなる事件が起きました。

その際真っ先に止めに行ったのはこの交差点を運転していた一般男性。

運転していた車から飛び出て自前の銃でテロリストに向かって発砲。

その場でテロリストは死亡し事態を納めました。

しかし問題になっているのはこの後の出来事です。

あとから駆け付けた近くに配備されていた軍の兵隊が到着しこの事態を抑えた一般人の男性をもう一人のハマステロリスト、脅威としここでも発砲しました。

このとき男性は、銃を投げ捨て 両手を上膝をつき ヘブライ語

”降参する イスラエル人だ やめてくれ”

といっていたという証言が残っており 音声までは確認できないが確かに膝をついて両手を挙げている=降参している姿の防犯カメラ映像があります。

これは各マスコミは報道しているので比較的簡単にみることができる映像となっています。

そしてここでも近くを通っていた人が発砲前に、

“この人は違う 打つな”

と発砲を止めています。 

つまりイスラエル軍が自国民を誤って脅威と認識し殺害してしまうという事件が大きく報道されているだけでも二回、割と短い期間で起きていることになるんです。その後現在までは新たに報道されていませんが一方で「群が暴力的になった」という意見は繰り返し報道されており”細かいケースが報道されていないだけでは?”という子も多く上がっています。

そしてどちらの際も、大人が発砲直前にとめているのに発砲は行われています。

 

これの原因は簡単に考えられるだけでもいくつかあります

★現場兵隊がもうパニック 慣れない事態に追われており正常な判断が下せなくなってきている

★戦争前からずっとあったハマスだけでなくパレスチナ人 アラブ人への偏見教育

🫐私はこっちの影響がどちらかというと大きいのではないかと思っています。

私が通っていた中学校のクラスでは 生徒がパレスチナ人やアラブ人に向かって、

”あのネズミども あの害虫どもは 駆除しなきゃいけないんだ 全員抹殺しなければいけないんだ”

と平気で発言していました。これについて先生は

”こらこらそんな言葉づかいはだめですよ?”

と笑顔でたしなめているだけでした。

と当時日本から転校してきたばっかりの私はすごく驚き困惑していた記憶があります。

普段から隣人がアラブ人でお互いのお店で買い物もするし、ご飯食べるしといった友好的に過ごすといったことが当たり前のイスラエルの中で あたりまえのようにされる差別的で暴力的な発言。

そりゃこんな中途なく殺しますよね。

だって抹殺しなきゃって育ってきたのに加えて今は政府が直々に抹殺を掲げてますし 10月7日という反撃する理由まで揃っちゃってますもん。

そして今銃を握っているのは、下っ端の現場兵に所属しているのは、まさに私と同じ年代で中学校で話していた子供たちです。

なんでこうなったのかは別でまたしっかり考えなければいけないです、でも…

高校を卒業して入隊して基礎訓練だけ終え 階級が上がっているわけでもない 現時点の一番下っ端の兵隊はこの子たちなんです。

だからこそ、どちらの事件でも指揮官や大人は発砲を止めているけど 兵隊が撃っているんです。

今のイスラエル政権は、発足当初今までにない過激政権、極右政権として世界の注目を集めていました。その政権の過激さも 何か突然変異的なバグではないんです。今後、これらも少しづつ書いていきます。

だからといって今回の戦争は今だけのものではありません。イスラエル建国当初から、下手したらその前からずっと続いている”紛争”だったり”見えない表面化での争い”の延長線上です。それを、どう指揮するのかはもちろん現政権が決めていることではありますがね…。

今回の文は多分に私の意見が含まれています! そしてこれはイスラエル内部では一般的な意見とは到底言えるような考え方ではありません。理解していただけると嬉しいです。

ここまで読んでくださりありがとうございました

争い怖い… アイでした($・・)/~~~

 



おまけ!息抜きたーいむ!

アイベーグルへの挑戦w

上からはまだいいのかもだけど…なんかつぶれてる かわいくない( ˘•ω•˘ ).。oஇ

チョコ版挑戦 べちゃべちゃ 失敗!!

悔しく出同日再挑戦!茹でもいい感じ

やっとかわいくおいしい もちもち完成 満足| ‾᷄ω‾᷅)و✧グッ

でもまだまだ不格好なんですよね またつくる!もっとパリッともちっとが理想