しゃろむ！アイです🫐
今回は、イスラエルが超正統派に関連する問題を抱えながらも、解決の兆しが見られない理由について詳しく見ていきます。これまでに取り上げてきた「イスラエル政治における超正統派の影響力」についても再度分析し、その背景を解明していきます。 それでは、具体的に超正統派の影響力に焦点を当てて見ていきましょう。
現在のイスラエル政権は「第六代ネタニヤフ政権（第三十七代目内閣）」から派生し、10月7日の戦争開始に伴い急遽結成された「イスラエル戦時内閣」が与党として指導しています。この内閣は七つの異なる党が連立しており、その中で超正統派も重要な位置を占めています。
イスラエル戦時内閣を率いる政党たち
まず初めに、現イスラエル戦時内閣与党とその理念、イデオロギーを軽くご紹介。
ネタニヤフ首相率いる第一党政党「リクッド」、民族主義、経済リベラリズム、シオニズム、保守主義を掲げています。
他にも、
「国家団結 המחנה הממלכתי」…元参謀総長のベニ・ガンツ氏が率い、シオニズム、国家主義、宗教的保守主義、宗教的平等、伝統主義、社会主義を掲げています。
「シャス ש"ס」…超正統派政党で、宗教的保守主義、宗教的平等、伝統主義、社会主義を掲げています。
「ユダヤ・トーラ連合 יהדות התורה」…超正統派政党で、宗教的保守主義、厳格正統派ユダヤ教を掲げています。
「宗教シオニスト党」…極右政党で、宗教的シオニズム、完全なるイスラエル主義、ユダヤとサマリアへの入植などを掲げています。
「ノアム党 מפלגת נועם」…極右政党で、宗教的シオニズム、保守主義、ヘテロノーマティビティ、LGBTの権利への反対を掲げています。
「強いイスラエル עוצמה יהודית」…極右政党で、ユダヤ民族主義、完全なるイスラエルの地、カハニズムなどを掲げています。
イスラエルに与える影響
これらの政党が結集するイスラエル戦時内閣は、シオニズムや国家主義を共有しつつも、異なる視点や価値観を抱えており、これが政治の複雑性を示しています。超正統派政党や極右政党の存在が、和平交渉や国内問題の解決に影響を与えている可能性が指摘されています。異なる二つのものとして定義されており一見本当にそうかと考えてしまう超正統派政党と超右派政党ですが、実際の支持者層や根本の考え方はすごく似ている部分があり現状はどちらも危険視されています。
ネタニヤフ首相はこれまでガザに対して資金や雇用などの支援を行ってきましたが、ガザ地区周辺を中心に絶え間ないテロやロケット攻撃が続いてきました。これを受けて超右派政党が立ち上がり、現在の戦時内閣のもととなった政権が発足します。しかし戦争が始まったことで超正統派や超右派政党支持者だけでなく、一般国民からもハマスの撲滅が急務と訴える声が現在は過激派から主流派へと変わっています。しかし、これらの支持層の中には、軍隊への参加や兵役を行っていない者も多く、日々の祈りのみで実質的な戦争への貢献が限られている実態も浮かび上がっています。その結果、これまでの軍への嫌味や批判が再び注目され、一般国民からも批判が殺到しています。
🫐他のコミュニティーではネタニヤフ首相と及ばれていますが、なぜか超正統派の方の話を聞くとネタニヤフさんと呼ぶ人が多いような気がします。他のコミュニティーより支持者が多いのも理由だと考えられます。遮断されている外部の情報には様々な疑惑、支持率を下げる理由がありますので…親しみが込められているんですかね…
一般国民も、ネタニヤフと呼んでいるわけではなく。多くは、ベンジャミン、ビンヤミンからとって「ビビ」と呼びます。でもこれは愛称というより略称といいますか。批判的な意見を言うときにも全然使います！
超正統派や超右派の内部では、「パレスチナ（ガザ地区を含む）は神に約束された地であり、手放すことはできない」という信念が根強くあります。この信念は、閉じられたコミュニティーで情報が制約されている中で自然に芽生えるものであり、宗教的な視点や深い信仰、歴史的な結びつきが影響しています。これが、超正統派や超右派の行動や政治的なスタンスに反映されており、イスラエル内部の情勢の理解に一助となっています。
最後に、超正統派政党が与党に占める比率は約28％で、これはイスラエルの総人口の13％よりも高いです。そのため、超正統派は政界で大きな影響力を持っていると言えるでしょう。 彼らの影響力が拡大するなかで、法令や社会構造にも大きな変化が生じ、支援金の増額や安息日における公共交通機関の停止、店舗の休業要請などが見られます。 これらの変化は今後のイスラエルにおける重要な課題となるでしょう。
三部作を通じて、超正統派ユダヤ教徒の存在とイスラエルが直面する難しさについて少しでも理解していただけたでしょうか？
これはイスラエルにある複数のコミュニティーの一部でしかないです 今後も少しづつ紹介していきたいですね…遠く離れたイスラエルの問題かもしれませんが、この記事が少しでもイスラエルの現状を理解しやすく紹介できていたら嬉しいです。ここまで読んでくださり本当にありがとうございます。
一回固いのは終り、また明日ん♪
アイでした ($・・)/~~~
おまけ
今回は視点を変えてたまってたお料理たち （写真が多すぎるｗ）
赤魚のトマト煮
ぜんぜんもっとましな写真あったのに見つからん…我が家の結構リピメニューです。赤魚あんま手に入らないのでイスラエルで唯一比較手手に入る冷凍の白身で作ってます。
マジでおいしかった だいぶ辛めですw けど…鍋の調整はもっとします。
妹に踏んでもらって作った 手打ちうどん
もちもちコシがあっておいしかった。
麺類大好き、特にうどん大好きな妹ちん 日本から持ってきた乾麺がなくなりそうです💦 もうだいぶでかいのに、小さいころからの良い方変わらずわかやで麺類は「つるつる」です。たまにのイベントにはいいかもなー。
これまた妹のリクエストの ラザニア
生地はケチらんで買おう！ｗ 味は美味しいけど見栄えは何とも言えないですねｗ
なんというか生地を広げる機械なんぞ我が家にはないので…
もうちょっとミートソース増やすべきでした！ バランス難しいｗ
味濃かった記憶…
