ラマダンのイスラエルにおける影響

しゃろむ!アイです🫐

今回は明日からラマダンが始まるということで「ラマダンとTemple Mount(ハラム・アッシャリーフ)」について書いていきます。

イスラエルという特異な国の中でもかなり特殊で常に緊張が走っているTemple Mount(ハラム・アッシャリーフ)明日から始まるラマダン機関の難しさについて少しです。

ラマダンって?

ラマダンは、イスラム教徒がクルアーンイスラム教の聖典)が啓示された月であり、その期間は約29または30日です。毎日の断食のほかに、信者たちは祈り、慈善活動、精神的な浄化に焦点を当てます。ラマダンの最後には「イード・アル=フィトル」と呼ばれる祝祭があり、家族や友人と一緒に祝いを共有します。断食は成人であるイスラム教徒に課せられていますが、健康上の理由や妊娠中など一部の例外が認められています。

イスラエルにおいても、イスラム教の信者がラマダンを祝います。イスラエルには多くのアラブ系ムスリムが住んでおり、特にエルサレムやその周辺地域ではラマダンの期間中に宗教的な行事や祭りが行われます。

Temple Mount(ハラム・アッシャリーフ)

Temple Mount(ハラム・アッシャリーフ)は、ユダヤ教において極めて重要な場所です。この場所にかつて立っていたのが、第一神殿(ソロモンの神殿)と第二神殿でした。これらの神殿は、ユダヤ教の歴史と信仰において中心的な役割を果たしていました。

第一神殿は紀元前10世紀にソロモンによって建てられ、バビロニア人による破壊後に再建されました。第二神殿は紀元前516年に再建され、その後紀元70年にローマ軍によって破壊されました。

ユダヤ教徒は、エルサレムのTemple Mountが神聖な場所であり、将来的に三度目の神殿が建てられることを期待しています。この期待は、メシアが現れるときや終末の時代に関連していると考えられています。

しかし、Temple Mountは現在、イスラム教徒によって管理されており、アル・アクサ・モスクとドーム・オブ・ザ・ロックが立っています。このため、ユダヤ教徒の祈りや建設活動が複雑な政治的・宗教的な問題を引き起こしています。

複雑さ

ユダヤ教徒エルサレムの神殿の丘(ハラム・アル・シャリフとも呼ばれる)が神聖であり、将来的に三度目の神殿が建てられることを期待しています。 これはメシアが現れる時や終末の時代に関連していると考えられています。 しかし、現在はイスラム教徒によって管理され、アル・アクサ・モスクとドーム・オブ・ザ・ロックが立っているため、ユダヤ教徒の祈りや建設活動が複雑な政治的・宗教的な問題を引き起こしています。

一方で、ラマダン月中、イスラム教徒はエルサレムの神殿の丘で祈りと礼拝を行います。神殿の丘はイスラム教の最も神聖で中心的な場所であり、ラマダン月は精神的な自立、祈り、コーランの朗読、親戚への助け合いが重視される月です。

 

今年は特に戦争開始に伴って慎重な警戒態勢が求められています。イスラエルでは、イスラム教の教えに基づくジハード行為への懸念が強まり、それに対処するために国民を守る必要性が強調されています。

しかしながら、厳格な対応が過ぎれば、イスラム教の祝日や宗教的な行事への影響や、宗教的な自由の制約が生じる可能性があります。これは国際社会の注目を集め、批判の的となる可能性があるため、バランスを取ることが重要です。注視がこれまで以上に高まっている中、慎重かつ緻密なアプローチが求められています。

※「テロを目的とするジハード」は、過激派が宗教的な名目で暴力を行う行為を指します。ジハードは元々宗教的な努力を意味しましたが、極端主義者はこれを武力行使に解釈し、無辜の人々に被害をもたらす。国際的な協力と極端主義の根本的な原因への対処が必要です※

対策

今年あがっている対策です。

準備の一環として、東エルサレムの住民に、暴動の明確な警告を記した数千通のテキストメッセージが送られた。「親愛なる保護者の皆さん、子供たちの世話をし、彼ら自身の利益と未来のために、子供たちがテロや暴力行為に参加することを許さないでください」とメッセージには書かれています。

ジャバル・ムカバー住民への警告:「暴力は結果をもたらす」

エルサレムの住民に送られた警告

ここ一か月以上、イスラエルアラブ人のTemple Mount(ハラム・アッシャリーフ)への入場規制を今まで例を見ない形で行うと議論されてきていましたが。土壇場になって、諜報機関の警告を受けて、政府はラマダン期間中、神殿の丘の崇拝者に制限を課すという決定を覆しました。これは、イタマール・ベン・グヴィル国家安全保障相が礼拝者の年齢を50歳以上に制限することを推奨した後のことで、この決定は下され、後に国際的なエスカレーションを警告した国防省高官の助言に基づいて変更されました。結果として、ラマダンの間、何万人ものパレスチナ人とイスラエルのアラブ人がテンプル・マウント・モスクを訪れることができるようになりました。

しかし、今なおイスラエル内で問題になって言うんはこの行動です。イタマール・ベン・グヴィル国家安全保障相は、ラマダン制限の勧告が受け入れられなかったことを受け、「責任を取り除こう」と宣言し、昨夜、ベンヤミン・ネタニヤフ首相を攻撃する書簡まで送った。「警察が最大限の努力をしても、人命を危険にさらすことなく首相の決定を実行する能力にはギャップがあることを警告したい」とベン・グヴィルは書いている。「もちろん、私は預言者ではありませんし、大量の死傷者が出るかどうかはわかりませんが、警察が神殿の丘で予想される数の崇拝者の安全と安心に対処し、確保する能力を持っているという印象は受けませんでした。」という言葉です。
現場の兵士や、警察官の方からはユダヤ系国民の安全も確保しながら、イスラム系国民の信仰の妨げにならないように最善を務めるという声が多く上がっています。

今回は以上です、イスラエルに住んでいると毎年テロや暴動がおこり犠牲者が出てる記憶が濃いこのラマダン期間。今まで以上に緊張が高まっている中、少ない犠牲者で終わらせられるのでしょうか。
ありがとうございました アイでした($・・)/~~~




おまけ

またまたサワードウ 使う粉の工夫ムズイ


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少しは全粒粉入れたほうが私は好きかも