アイのいすらいふ 

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冬の贈り物は未来へのメッセージ?日本・イスラエル・ポルトガルの冬の文化を探る

しゃろむ! アイです🫐

今回はちょっとした連想ゲームから始まった記事です。実は、年末年始に久しぶりに日本へ帰ることになりました!小学校卒業以来なので、冬の日本を思い浮かべるだけでワクワクしてしまいます。その中で、ふと「お年玉」のことが頭に浮かびました。

そういえば、イスラエルでもハヌカの時期に子どもたちへお金を贈る文化があったなぁ…と思い出したんです。どの家でもやるわけではないけれど、どこか似ているところがありますよね。そうなると、他の国ではどうなんだろう?と気になって、ポルトガルや韓国についても調べ始めたのが今回の記事のきっかけです。

子どもたちへの贈り物には、それぞれの国や文化に込められた意味や願いがたくさん詰まっています。その背景を掘り下げながら、冬の贈り物文化について一緒に見ていきましょう!どうぞお楽しみください✨

日本のお年玉 ― 新年に託す未来への願い

日本では、新年になると多くの家庭で「お年玉」を子どもたちに渡す習慣があります。このお年玉は、紙幣をポチ袋に入れて贈るのが一般的。特にお正月に家族や親戚が集まる際、子どもたちは心待ちにしていることでしょう。

お年玉の背景と意味

お年玉のルーツは、昔の日本における「年神様」への供え物にあります。この供え物を家族間で分け与えることで、新しい年の幸福や健康を願ったそうです。この伝統が時を経て、現在のお年玉文化へと形を変えました。

また、お年玉は単なる贈り物ではなく、子どもたちが将来の金銭感覚を学ぶきっかけでもあります。「貯金する?何か買う?」と考えることで、少し大人への一歩を踏み出す瞬間なのかもしれません。

イスラエルハヌカ ― ゲルトに込められた教育的な意味

イスラエルでは、12月頃に祝われるユダヤ教の行事「ハヌカ」で、子どもたちに「ゲルト」と呼ばれる贈り物を渡す習慣があります。ゲルトは、実際のお金のこともあれば、チョコレートでできたコインの形をしている場合もあります。

ハヌカとゲルトの背景

ハヌカは「光の祭り」とも呼ばれ、古代のマカバイ戦争における奇跡を記念した祝祭です。家族が集まり、ろうそくを灯してお祝いする中で、子どもたちにはゲルトが渡されます。このゲルトには「学び」と「幸せを分かち合う」意図が込められており、子どもたちがユダヤ教の文化や価値観を学ぶきっかけになっています。

また、ゲルトを使って家族で「ドレイドル」と呼ばれる伝統的なコマ遊びを楽しむのも特徴的。お金というより、家族で過ごす時間や学びの象徴として大切にされています。

ポルトガルのクリスマスギフト ― 日本や他の国と共通するけれど

ポルトガルでも、年末には子どもたちにプレゼントを贈る習慣があります。特にクリスマスには、家族が集まり、温かい雰囲気の中で子どもたちがプレゼントを受け取るのが定番です。この文化自体は、日本や他のキリスト教圏の国々とも共通していますが、今回はポルトガルを例に挙げました。

なぜなら、クリスマスはどの地域でも特別な時間でありながら、少しずつ異なる文化が重なり合っている点が興味深いと感じたからです。ポルトガルについてはまだ学び中なので、これからもっと深く知ることが楽しみです。

韓国の세뱃돈(セベットン) ― 新年の挨拶のおまけ?

韓国では、新年の挨拶「セベ」をする際に子どもたちへお金(세뱃돈:セベットン)を渡す習慣があります。セベは目上の人への伝統的な挨拶で、そのお礼として子どもたちに贈られるお金がセベットンです。

特別な袋に入れて渡されることも多く、日本のお年玉に少し似ていますが、挨拶がセットになっているのが特徴的。「きちんとした礼儀を学びながらお金をもらう」という教育的な一面もありそうですね。

なぜ子どもにお金を贈るの? ― 豊かさと未来への願い

かつての贈り物はお米や果物、手作りの品物が中心でしたが、時代とともにお金が贈られるようになったのには理由があります。お金は自由に使える実用的な贈り物であり、「これからも豊かに」という願いを託す象徴でもあります。また、子どもたちが計画的な使い方を考えることで、金銭感覚を育む教育的な役割も果たしています。

さらに、贈り物の対象が子どもたちである理由には、次世代への希望が込められています。新しい年の成長や健康を願うとともに、家族の絆を深めるために贈られるお金やプレゼント。その中には、子どもたちが未来を考えるきっかけを作り、社会の担い手としての第一歩を踏み出してほしいという期待が込められているのです。


やっぱり、様々な文化で子どもたちへの贈り物が大切にされているんですね。歴史的には、たくわえや豊かさの象徴として渡されていたものが、現代では教育的な意味も込められて、お金という形で受け継がれているのも素敵だと思います。

料理好きとしては、ポルトガルのクリスマス料理もぜひ本場で食べてみたいところ。自分で作ったバカリャウ料理も美味しかったので、いつかまた挑戦したいです!

そして、久しぶりの日本を思いっきり楽しもうと思います!

では、今年もありがとうございました!皆さん、良いお年をお迎えください✨
読んでくれてありがとう!アイでした($・・)/~~~